手先や足先が冷たくて辛い冷え性ですが、体が冷える事で様々な不調へとつながります。
ではどんな不調が出てくるのか?という事を調べてみました。
■体が冷える事が怖い訳
冷えとは、何かしらの理由によって血液が体内をうまく巡らず血行不良になってしまう事です。
その結果、体の末端である手先や足先が冷たくなってしまいます。
血液は細胞に栄養や酸素を送っているわけですが、細胞がそれを使って代謝を行います。
その際に熱が発生して体温を保っているんですね。
なので血液の巡りが悪くなると代謝も落ち、体温も下がってしまいます。
また、体が冷えると免疫の働きが悪くなります。
テレビや雑誌でも健康のために体温を上げようという特集も多くみられますよね。
また、風邪をひいた時に熱があがるのは体温を上げて免疫を元気にさせウイルスをやっつけようとする体の仕組みです。
なので熱がある時にすぐ解熱剤を飲むのはあまりおすすめできません。
人の体は適切な体温であれば免疫などの働きである程度の不調を解消するようにできているんです。
冷えが原因で免疫が機能しないと病気にかかる確率が上がってしまうわけですね。
■冷え性からくる体の不調や病気
*生理不順・更年期障害
生理の際に強い痛みがある方は腰が冷えています。
鎮痛剤を飲む前にカイロや湯たんぽ、腹巻きなどを活用してお腹周りを温めることを試してみてください。
生理でない時にも体を温めておくと痛みの症状が軽減される事もあります。
更年期も冷えが原因で症状が重くなることが。
*アレルギー、免疫性の病気
アトピーや喘息なども冷えで症状が加速することがあります。
体が冷えると臓器が十分に働けない状態になっていまします。
そうすると腸もうまく働く事ができなくなります。
腸は第二の脳とも言われており、胃で分解されたものを吸収するもの・排除するものの選別をしています。
その選別がうまくできずに、排除すべきものも取り込んでしまい血液中に入ってアレルギーなどを引き起こすのに関わっていると考えられています。
花粉症も腸活をして楽になったという方もいるくらいです。
*肥満
体が冷えると各細胞内で脂肪が固まってしまいます。
さらに体は冷えて危険を感じると、その部分の脂肪を厚くして守ろうとする働きがあります。
また、脂肪は熱を蓄える事ができないのでさらに冷やしてしまうという悪循環に。
二の腕の脂肪が気になるという方は腕が冷えていませんか?
*がん
がんに対抗するには体温を上げるといいというのはよく耳にすると思います。
逆に体が冷えて体温が下がるとがんになりやすい体質になる可能性が高くなるという事。
これ冷えによって免疫力が低下して、ガンの元になる異質なタンパク質を修復できなくなるためです。
*うつ病
心のトラブルを抱えている方のお腹を触るととても冷たくなっている事が多いそうです。
体と心は連動しており、どちらが優先ということはなく一方が冷えるともう一方も冷えることがあります。
温かい飲み物を飲むとホッとするなど、日常生活の中でも感じる事があると思います。
また、長年体が冷え続けると自律神経のバランスが崩れてしまい自律神経失調症へと繋がっていくことがあります。
気分が落ち込むなと感じたら、シャワーじゃなく浴槽に体を浸けて暖まるとか温かいものを食べるなどを心がけるようにしましょう。
他にも、頭痛や立ちくらみ・目まい、肌荒れや不眠、便秘下痢、肩こりなど様々な症状が見られます。
体温を上げるというのが体にとってとても大切な事だとわかりますね。